情緒不安定になったので飲酒して書き殴ったらちょっと癒やされた

以下は酔っ払っている人間の思考をリアルタイムで記録したものだ。

 

人間が怖い。自分が嫌い。情緒不安定になるのは久しぶりだ。ずっと禁酒していたけれど、たまらずお酒を飲む。

フォーナイン クリアレモンのロング缶。久々にお酒を飲んだのに、全然アルコールの味がしない。ジュースだ。味の薄いジュース。

 

自分がロクでもないせいで、人間と深く関わるとロクなことが起きなくて、大体ヘコむ。だからなるべく言葉を発しないようにしているし、人間関係が発生してもすぐに切るようにしている。自分は一生孤独なんだなあと思う。

傍からすれば環境に恵まれているのは分かっているけれど、日記では思い込みの不幸自慢くらい許してほしい。読みたい人しか読まないのだから、誰にも迷惑はかけないはずだ。

 

フォーナインの缶をよく見ると、数カ所ヘコんでいた。おそらく運送や陳列の際に落とされたのだろう。私もスーパーでバイトをしていたときにやらかしたことがある。廃棄されたり安売りされたりしてしまう運命だったコイツを、私が救ったのだ。缶が少々ヘコんだくらいでそんな目に会うというのはひどい話だ。自分用であれば気にしない。中身はそんなに変わらないのだから。

 

アルコールが回ってきた。お酒に弱いのに、ロング缶を短い時間で飲み干してしまったからな。あー、このあと頭痛とか吐き気とか喉の乾きとかの不快な症状が来るんだろうなー。気持ち良くなるだけで終わってくれればいいのに。でもお酒に弱いと安く酔えるからコスパが良い。お酒に強いと出費がかさんで大変だろうな。こういうヤケになりたいときに、一緒に飲んでくれてどうでもいい話をただ聞いてくれる友人がいたらなあと思うけれど、逆の立場だったら絶対にイヤだな。時間の無駄だと思ってしまう。私は良くない友人だ。ブログをやっていて良かった。

 

お酒を飲むと本当の自分になれる気がする。遠慮とか恐怖とか無駄な恥じらいとかを捨てて、自由になれる。そんな話を過去に友人にしたら、心から同感してくれたのが嬉しかった。私はきっと脳のどこかがイカれているせいで、無駄にブレーキを踏んでしまっているのだ。薬かなにかでそのブレーキをゆるめられたら、もっと生きやすくなるんじゃないかと思う。

 

あーあ、もっとお酒を買ってくれば良かった。ロング缶1本じゃ足りない。アルコール臭いのは飲みたくない気分だから、フォーナインを買ったのは正解だった。ジュースを飲む感覚でここまで気持ち良くなれるなんて最高じゃないか。

 

このクソみたいな人生をどうにかしたい。自転車操業のような生活。なるべく人間と関わらずに生きていきたい。でもそのために必要な努力はしていない。我ながら本当にダメなやつだな、と思う。

おそらく人生を変えるには人との出会いが必要なんだと思う。物語では大体そうだ。救われるのは、誰かと出会って心動かされたときだ。

でも人間が怖いから全然出会わない。詰んでいる。きっと後悔することは分かっている。いま死んでしまったほうが楽なのかもしれない。もう分からない。今をしっかり生き抜こうとしている人を尊敬する。

 

ストロング系のロング缶には初めて手を出したのだけれど、けっこう酔うな。これを2本も飲めば完璧にキマると思う。今はすごく気分が良い。もちろんそれは今だけで、後で気分が悪くなって後悔するのは目に見えているのだけれど。

 

ずっと前から分かっていたけれど、自分はクズだ。誰かの気分を悪くすることしかできない。また、自分が本当に必要としているものはこのままでは一生手に入らない。その事実に涙が出てきた。自分が悪いということは分かっている。幼い頃は両親のせいにしていた。どうして自分を産んだんだ、産んだなら責任を持ってフォローしてくれ、と思っていた。今では、「私のような子どもが産まれてしまって本当に不幸でしたね」と同情している。私の性格が遺伝的なものなのか、後天的で自分に責任があるものなのか、分からない。とにかく人と違うことが苦しかった。いまだに自分のことが分からない。どうしてこんな歳まで生きてしまったのか。何も改善されていない。死ぬのが怖かったのだ。ずっと目をそむけて、見ないようにしていた、避けていた、考えないようにしていたことに、触れる。結局昔から何も進歩していない。何も成長していない。問題をずっと先送りにしてきたのだから。

 

こんな体に産まれたかったわけじゃない。こんなクズにはなりたくなかった。こんなことなら産まれたくなかった。でも産まれてしまった以上、変えられない。本当は受け入れたくない。でも受け入れるしか道はないのだ。分かっているくせに。それについて考え出したら、堂々巡りの状態になって時間の無駄だから、考えないようにしていたのに。私と同じ境遇でも、努力してなんとか乗り越えて、つらい目に会いながらも一方では幸せに生きている人もいる。だから私が苦しいのは怠惰な自分のせいなんだ。もう楽になりたい。でも死ぬのは怖い。本当にクソだな、と思う。

 

お酒を飲んだのは成功だったのやら失敗だったのやら。お酒を飲むと本心が出るというけれど、それは本当だと思う。心の奥底に鍵をかけて封印してしまっていたものが出てくる。昔から抱えている、人生をこじらせる原因となったこの問題を解決しない限り、私はきっとこれまでのように、形のはっきりしない焦りにずっと苛まれつつ生きていくことになるんだと思う。はーあ、どうしたものか。

 

酔いから覚めたらまたきっと、この問題を心の奥底に追いやって鍵をかけて、これまでと同じように、恵まれているくせに何か満たされない日常を繰り返すのだと思う。そんな自分を思うと、声を出して笑ってしまう。
ああ、鼻が詰まって息がしにくい。

 

気分が良いうちに、Spotify で「天空カフェテリア」をカラオケモードにして歌って録音したりした。録音を聴くと全然上手くないけれど、楽しい。

「牆壁」や「君じゃなきゃダメみたい」なんかも大声で歌ってしまい、近所の皆さん、申し訳ありませんでした。大声で歌うの、めっちゃ気持ち良いな。1オクターブ下で歌うと全然声が枯れない。飲み終わってから1時間半くらい経ったのと、はしゃぎすぎたのとで酔いが覚めてきた。良い気分だけ残っていていい感じだ。

 

一人でこれだけ楽しめるんだったら、これからも一人でいいや、と思える。アルコールも抜けたし気分も良いし、たまにヤケ酒するのも悪くないな。