これまでライブに行っても、それにかけた労力やお金の分すらも楽しめていないような気がしてなりませんでした。私はどうもライブDVDのほうが楽しめるようです。
ちなみに最後に観たライブはでんぱ組.incの『GOGO DEMPA TOUR 2016 ~まだまだ夢で終わらんよっ!~』、4月2日の沖縄での公演でした。
ライブよりライブDVDのほうが楽しめる理由
安くて手軽
例えば『GOGO DEMPA TOUR2016』の沖縄公演のライブチケットは7,560円で、チケット予約サイトで買うとプラスで手数料がかかります。ライブ会場への交通費、現地に泊まる場合であれば宿泊費もかかってしまいます。
Blu-rayであれば定価6,450円で、発売当日でもさらに割引されていることが多いです。
よく見える
ライブではステージ近くの良い席がとれないと、アーティストが小さくしか見えないことが多いです。
特に武道館の端の席なんかに座った日には、アーティストが色のついた動くつまようじに見えることもあります。
ライブDVDでは見たい部分を見たり一人だけを追いかけることはできない場合が多いですが、アーティストの表情までハッキリと見えます。それは場合によっては視力の悪い肉眼で見るよりも高画質です。
ライブDVDでは多くの場合、その場その場で一番いいポイントを映しているはずなので、見せ場をしっかりと観ることができます。ライブDVDにはカメラワークを楽しむという付加要素もあるのです。
音質が良い
CDやDVDで聴いたほうが歌詞がよく聞こえるし、音質もいいです。
もしかするとライブで聴く音のほうが本物に近いのかもしれませんが、ライブ会場では音が高く聴こえる場合が多いです。元々声の高いアイドルのライブなんかでは、慣れるまでが不快です。
何度も観られる
ライブ全体やお気に入りのシーンを何度も繰り返して観られるので、動画に映っている範囲でいろんなところに注意して観ることもでき、それによって発見もあります。
落ち着いて観られる
ライブ会場では盛り上がってくるとどうしても周りに合わせてサイリウムを振ったり、手を叩いたり振ったりしなければいけないような気になってしまいます。
会場との一体感は気持ち良さがありますが、リズムに合わせて体を動かすことに意識が行ってしまってアーティストのパフォーマンスを観ることに専念できなくなります。
スタンディング席では場所取りや周りとの距離が気になってしまうし、指定席でもライブが盛り上がると観客がスタンディングします。盛り上がらずとも最初からスタンディングなライブも多いでしょう。
ライブDVDは周りを気にせずにゆったりとイスに座って観ることができます。
アーティストとのふれあいがない
私はアーティストを実際にこの目で見ることや、握手会やサイン会などでのアーティストとふれあうことを求めていません。私は人間関係作り(?)をこじらせているので、むしろ好きなアーティストに個人として認識されるのは避けたいと思っているほどです。
だからライブの「アーティストを実際に見られる、場合によってはふれあいができる」というメリットは私にとってはメリットではありません。
ふれあいはないにしても、ライブDVDを買うことによって好きなアーティストにちゃんとお金を落とすことができます。
ライブの良さ
ライブDVDの良さばかりに触れるのはフェアじゃない気がするので、私の思うライブの良さをいくつか挙げます。
「生」であること
ライブ(LIVE)という名前の通り「生」であることですね。
何が起こるか分からないし、失敗してもカットができない。緊張感と臨場感があります。
ライブに参加するという体験が得られる
「あの公演に参加した」「あのアーティストのライブに参加した」という経験と、ライブに参加したという体験はライブDVDでは得られないものです。
長く心に残っているライブもあります。
おわりに
今後もライブに行くことはないと思います。
行くとすればあまり広くない会場の指定席で、スタンディングしないような落ち着いたコンサートがいいです。
低予算だったりマイナーだったりするライブなど、すべてのライブが映像化されるわけではないのだけがネックですね。